お茶会に50人参加
茶室席
立礼席
体験コーナー
取引先など茶室で一服
【福岡】九州地区の非鉄製品問屋、丸久(本社=福岡県志免町、松下健三社長)は3日、敷地内にある厚生棟でお茶会を開催した。同社と取引のあるメーカーや流通、販売先などから約50人が参加した。女性の参加者が多く、茶道への関心の高さを伺わせた。
同社厚生棟には茶室が設けられている。この茶室を利用して「茶室席」を設けるとともにテーブル席を利用した「立礼席」も用意。立礼席は正座をしなくても茶道の作法を学べるように配慮されたもので、近年では年配者から歓迎されているという。この2つの席で30分ごとに1回、お茶が点てられた。
参加者は茶室で作法を学んだり、立礼席で茶道具の由来や茶道の歴史などを教わった。
松下社長は「私がまだ30代前半のころ、夢があった。社員が宿泊・研修できる施設を会社に持ちたい、と。昨年に新社屋に移った際に夢が実現した。茶室をはじめ図書室、音楽鑑賞ができる厚生棟は人のレベルアップにつながる。当社は社員中心の会社だ。今後もこういう機会を設け、是非、自分自身をレベルアップしてほしい」と訴えた。
産業新聞 2015年10月6日掲載記事