レコード4,000枚、丸久が公開
元「紀尾井ホール」プロデューサー 故・大木恵子さんの遺品
【福岡】新日鉄住金の「紀尾井ホール」などのプロデューサーとして活躍し、死去から約1年が経った故大木恵子さんの遺品レコード約4千枚が、UACJの指定問屋、丸久(本社・福岡県粕屋郡、社長・松下健三氏)に寄贈されている。同社では希望者に公開しており、鑑賞できるフロアは、レコード音楽愛好者の憩いの場になっている。
松下伸二専務の兄、久昭氏が大手レコード会社勤務で、上司を通じて知り合いだったうえ、兄嫁の奈都子さんが紀尾井ホール制作部に勤務していた時の上司といった間柄。故大木さんと公私とも親しかったことから、紀尾井ホールを通じて寄贈の話がきたという。
クラシック中心のレコードを鑑賞できるフロアは、丸久の厚生棟で、昨年3月末の本社・倉庫移転に合わせて新しく設けられた福利厚生施設。社員食堂や多目的ホールのほかに、図書室や茶室を完備しており、自己研鑽できるスペース。社員とその家族のための施設だが、希望者には公開している。問い合わせは同社(092-936-0900)まで。
鉄鋼新聞 2015年1月16日掲載記事